弥山川ゴルジュを訪れるのは2回目だ。1回目は昨年の9月、弥山川を世界一愛する男ダイソンさんと沢登りで訪れた。一ノ滝から双門の滝までの数々の滝を、ひたすらに登攀し続けるという、非常に歯ごたえのある沢登りだった。特に、三ノ滝から双門の滝の区間は、両岸100m以上の側壁が続き、エスケープできない緊張感の漂う空間だ。
前回は、キャニオニングのトレーニングも兼ねて下降することとした。
4時半起床、6時に熊渡スタートの予定だったが、完全に寝坊。同ルートを紀伊半島彷徨クラブ4人組が1泊2日で遡行するというので、総勢7人で2時過ぎまで前夜祭をしていたせいだ。二日酔いと寝不足でコンディションは最悪。
単調な金引尾根を、唸りながら700mほど登り、入渓。予報通り雨が降り出しているが、水流のリスクは少ないラインなので、多少の増水は問題ないだろう。
入渓してすぐに三鈷ノ滝を左岸の立木から30mのラペル。すぐに双門の滝の落ち口だ。左岸側から水流を避けて2ピッチのラペル。前回より水量が多く迫力がある。
霧が充満し幽玄な雰囲気のゴルジュをしばらくクライムダウンしていくと、大チョックストーン滝が現れる。
左岸を少しトラバースしてからスルスルと懸垂下降で降りていくと、谷底を完全に塞ぐ、巨大なチョックストーンが真横に現れる。登りの際は、CSの中から小さな隙間を抜けていくので、この景色を見ることはできない。
大CSと三ノ滝の間の厄介な巨岩帯は、残置スリングを使いながらラペルやクライムダウンをくりかえす。いやらしい地形なので地味に時間を取られる。
三ノ滝落ち口で、遡行組とバッティング。タツヤが頑張ったらしい。
お互いの安全を祈り、三ノ滝を下る。水流が下降ラインを横殴りにしているように見えたが、ちょうどよく隙間があったので、すんなりと降りられた。
続く二ノ滝、一ノ滝だが、すぐ横に登山道が走っていて、滝の全容は見えてしまっている。水流を避けてヌメヌメの岩壁をラペルするだけでつまらないので、二ノ滝落ち口から登山道へ入り下山した。








感想
2回目だというのに、弥山川ゴルジュの魅力は衰えない。ラペルが必要な箇所が多いので、大変良いトレーニングになった。
ギアのふりかえり
トライアングルロープバッグ(プロト品)
キャニオニングでの使い勝手はやはり良い。10mm 60mのセミスタティックロープもギリギリ収まった。
トライアングルロープバッグ mini(プロト品)
沢仲間のGORGE CLUB タスク氏からの依頼制作品。
finetrackのフローティングロープ6mmなど、絡まりやすい細径のロープは、束ねるよりもロープバッグに収納したほうが、圧倒的に使い勝手が良い。小さいながらもトライアクセス構造を採用し、ロープ収納時のストレスを軽減した。また、初回制作時には水抜けの悪さが課題だったので、底面をメッシュに変更した。
目論見通りの出来になったので満足。




山行概要
日時:2025.06.14
メンバー:ダイソン、ゆーた、きむ
行動記録:
(曇のち雨)
07:15 熊渡
09:40 入渓
15:15 吊橋
17:34 熊渡
遡行図

