久々に釣りと宴会の沢登りをした。
激しい沢登りも良いが、まったりと釣りと焚き火を楽しむ日があっても良い。自由こそが沢登り。
「イワナの塩焼きが食べたい」トリちゃんと、釣り師やまね、釣り師見習いのめぐ&きむで釣りをしてきた。
テンカラ、ルアー、ちょうちん釣りの3つに分かれて釣りをする。
トリちゃんは釣りそのものが初めて、めぐさんはテンカラ初心者なので、やまね師匠に教わりながら、ゆっくりと進む。
私はルアー派なので、いつも通りミノーを投げると、いきなり釣れた。小さいが幸先が良い。
しかし、その後はなかなかに渋い。堰堤が多いため水深が浅いのと、かなり奥まで林道が並走しているため、人が入っているようだ。

思い切って林道を使って終点まで進むと、ようやく魚の反応が良くなってきた。
ちょうちん釣りをしていたトリちゃんにルアーを貸すと、不慣れなキャストながらも初イワナをゲット。歩き方も釣り師っぽい。

やまね師匠はさすがの腕前で、ここぞというところで必ず魚を掛けている。私はいままで沢ヤのなんちゃってテンカラしか見たことがなかったが、ちゃんとやっている人はスゴい。
ルアーは、いかなる地形でも釣りが成立し、竿が短いため機動力にも長けているため、沢登りをしながら速いテンポで食料を確保するには向いている。しかし、2,3投で魚がスレてしまう。
その点、テンカラはかなりスレにくく、下流から細かいポイントを丁寧に狙っていけば、その場にいる魚をほとんど獲り切ってしまえるようだ。(活性が高ければ、の話)
また、やまねさんのように、キャストの精度、流し方、毛鉤のチョイスなど、釣るために必要な要素を一つ一つ丁寧に詰めていくと、スレている魚でも釣れるようだ。

めぐさんも、やまね師匠にテンカラを教わり無事釣れていた。
アワセが難しく、本人もおっとりしているので、「なんでアワセないん?!」「おい!アワセろ!」「わあ!びっくりした!」などと、釣りとは思えない漫才をしていて愉快だった。

急にゴロゴロと空が鳴り出したので、いそいそと釣りを切り上げ、マッハで整地とタープ設営を済ませた。
問題は焚き火ができるかだ。魚は釣れたが、焚き火ができなくては塩焼きができない。
祈りが通じたのか、焚き火を始めてしばらくすると雲は消え、火も絶好調。
はち切れるほどのつまみを作り、酒を飲む。トリちゃんは念願のイワナの塩焼きが食べられて満足のようだ。

翌日は簡単な沢登りをして、下山。
小ぶりな滝がいくつかあるが、どれも簡単に登れるので特に苦労するところはない。やまねさんにロープワークを教える予定だったが、適地がないのでそのまま沢を詰めてしまった。


ギアのふりかえり
シルキーゴム太郎 アルパインカスタム(210mm)

薄く軽量なアルパインカスタムは沢泊に最適。使う時以外はザックで息を潜める、存在感のなさこそが魅力。
切れ味はもちろん文句なし。さすがゴム太郎。購入リンクはこちら。
山行概要
日時:2025.07.21-22.
メンバー:
やまねさん、トリちゃん、めぐ、きむ
GROMMET製品の購入はこちらから
公式オンラインストア
