5年ほど前のことだろうか。紀伊半島彷徨クラブという変態集団に出会い、ゴリゴリに泳いで登るような本格的に沢登りを始めた。さらに2年ほど前には、四国の目の血走った沢ヤ、Gorge Clubのタスク氏と出会い、さらにその勢いは加速した。
心強い師であり仲間である彼らと共に、様々な沢に挑むつれ、沢登り道具も徐々にアップデートされてきた。
まだまだ改良の余地はあるが、落ち着いてきたので一旦記事にまとめておきたい。
ウェア類 概観
まずは私が沢登りで使用しているウェア類を一通り。
| 項目 | 品名 |
| 沢靴 | mont-bell サワタビ or サワークライマー |
| 靴下 | 5本指ソックス+ネオプレンソックス |
| ベースレイヤー上 | finetrack ラピッドラッシュ ジップネック |
| ベースレイヤー下 | finetrack ラピッドラッシュ タイツ |
| ウェットスーツ類 | DELLING エアースキン ブラックメタリクス 1mm ショートパンツ |
| DELLING エアースキン ブラックメタリクス 1mm ロングパンツ | |
| DELLING エアースキン ブラックメタリクス 1mm 長袖 | |
| FELLOW ウェットスーツ 1.5mm ロングパンツ | |
| FELLOW ウェットスーツ 2mm タッパー | |
| 雨具 上 | mont-bell レインワーカー アノラック |
| 雨具 下 | mont-bell レインワーカー パンツ |
| 軍手 | 軍手 (ゴム製or綿混紡) |
| 防寒着 | Patagonia マイクロパフ フーディ |
| その他 | ゴーグル、ライジャケ等 |
足回り
沢靴にはラバー派とフェルト派があるらしい。私含め仲間はほぼ全員ラバー派。クライミングや泥壁にはフェルトよりも向いていると思う。一般的にはラバーはヌメリに弱いというらしいが、慣れればヌメヌメのところでも結構歩ける。たわしと合わせれば大抵の登攀は問題なくできる。
mont-bell サワタビ
2泊くらいまでならこれが最高。足裏感覚抜群で、河原歩き、登攀、泥壁なんでもござれ。耐久性が低いのが最大の難点。
mont-bell サワークライマー
重荷で3泊以上の沢にサワタビで入ると、足の裏のスジが痛くなるので導入。ヒールカップの形状が合わないのであまり好みではない。意外と登れる。
靴下
沢靴の中は、薄めの5本指ソックスの上にネオプレンソックスを重ねている。ネオプレンソックスの消耗が抑えられるのと、5本指のおかげで心なしか足裏を使いやすい気がする。
また、サワタビは履いているうちに少し伸びてゆるくなってくるので、ソックスの厚さで多少調整することができる。
ベースレイヤー
アプローチや下山、歩きメインの沢はベースレイヤー、泳ぎやシャワー登攀はベースレイヤーを脱いでウェットスーツ類を着る、と使い分けている。
ベースレイヤーは正直なところ速乾であれば何でも良いと思うが、ラピッドラッシュはコンパクトで乾きが早いので良い。下山の際に上下ピチピチで歩くと非常に評判が悪いので、下は適当な山用ズボンに変えようと思っている。
一時期はFT社のドライレイヤーウォームも着ていたが、私の使用頻度だとすぐに撥水性が落ちてしまうので最近はラピッドラッシュ一枚で着ている。
ウェットスーツ類
ブラックメタリクス
わずか厚さ1mmのウェットスーツインナー。その薄さからは想像がつかないが、メーカーの謳い文句通り”着る魔法瓶”だ。アマゾンの激安ウェット5mmよりも遥かに温かい。泳ぎ沢の寒さに困っている人は是非試してほしい。
かく言う私も寒がりだったのだが、これを試してからは震えることが激減した。2枚重ねすると更に保温力UP。また、暖かさもさることながら、動きやすさも通常のウェットスーツとは一線を画する。
無論薄くて軽いのでパッキングもしやすい。
布教活動をしたところ、今では紀伊半島彷徨クラブを始め、「渓谷登攀」著者の大西さんやその弟子のテルさんも導入し始めた。
いい事ずくめに思えるが、もちろんデメリットもある。
- めちゃくちゃ暑い
- 肌荒れする
保温力が高すぎるゆえ、高巻きの際に着っぱなしだと、熱中症になるかと思うほど暑い。やや面倒だが、私は割り切ってベースレイヤーに着替えることにしている。ちなみにベースレイヤーの上からブラックメタリクスを着ることも可能だが、ベースレイヤーが冷えて寒いので、素肌に着ることが多い。
また、内側がスキン素材で肌にピッタリ吸着するからか、肌荒れしやすい気がする。
特性を理解して使い分ければ良いウェアだと思っている。
詳細は以下の記事を参照されたし。
雨具
暑いとき以外、雨具は常に着ている。泳ぎやシャワークライミングの際に、雨具を着ているか否かで、寒さが大きく変わる。水と戯れる際は、いかにして体と水流を離すかが体温維持のカナメだと思っている。
mont-bellのレインワーカーは農作業用に作られているため、耐久性が高く気に入っている。
アノラックは、ジッパーがハーネスに干渉せず、胸に大きなポケットが付いているので使い勝手が良い。フードも大きめに作られているので、ヘルメットの上から被ることもできる。
パンツは通常のレインパンツよりも太めに作られている。これも個人的には良い点だ。細身だと、ウェットスーツの表面との摩擦で足上げが難しくなってしまうからだ。丈が短めのものを選べば、裾が邪魔になることはない。
軍手
基本的には、ワークマンによくある作業用の背抜きゴム手袋を使用している。
フリクションの観点から言えば軍手が最高だが、耐久性が低いので、ここぞという沢で使うことにしている。
防寒着
防寒着はPatagoniaのマイクロパフフーディを使用。これは冬のバックカントリーでも使っているので、通年私のザックに入っている。
化繊なので多少飛沫を浴びても保温性を維持し、すぐ乾く。日帰りの際は、ビバーク用のお守りとなっていることが多いが、ビレイ中に一番上に着たりすることもある。
その他(ゴーグル、ライフジャケット等)
泳ぎ沢やキャニオニングには、ゴーグルとライジャケを持っていくこともある。
ライジャケは、かさばらないようにインフレータブルの製品を使用。類似品はアマゾンで格安で買える。泳ぎやキャ二の際は基本的にウェットスーツを着ているので、浮力は控えめでも問題ない。
ゴーグルは、水流を読んだり、ボトムチェックをしたり、シャワークライミングの際に着用したり。水の中でも目が見えるということは大きなアドバンテージ。落とし物探しに使われがち。
